沖縄本島(久米島エリア)-旧仲里間切蔵元跡石牆-
出典:4travel
旧仲里間切蔵元跡石牆の概要
長い名称の中に蔵元跡とあるので、酒蔵の跡かと思う人がいるようですが、そうではありません。蔵元というのは、琉球王府時代の役所のことをいいます。
その役所の周りを囲む石垣塀がこのスポットです。石垣塀に囲まれた役所は、1716年に建てられ、何度か改築し、最後は1763年に造られています。
しかし、役所の建物の方は1924年に解体され、全く痕跡を残していません。
現在はゲートボール場として使われている敷地を囲む石垣塀は、見事な形で遺り、1972年に国の重要文化財として登録されています。
旧仲里間切蔵元跡石牆の楽しみ方
江戸時代の末期のみに石塀に用いられた、数少ない技法で造られた旧仲里間切蔵元跡石牆は、建築家たちの貴重な研究資料なのです。
珊瑚石灰岩の石塀は、周囲177,5m、高さは南が2,7mで北が3,3m、正門を南に開き、北と西に1段高くしたアーチ形の通用門を造られています。
門の部分は、石を四角く切って積み上げた布積み、その他の部分は、石を六角形に加工して積み上げる切込み接ぎの相方積みという技法です。
重要文化財の塀の中で、お年寄りたちがゲートボールをしたり、隣の小学校の生徒たちが放課後に飛びまわったり。長閑ですね!
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旧仲里間切蔵元跡石牆の行き方・周辺スポット
【周辺スポット】
・仲原善忠生誕の地: 歴史学者の生家。
・比屋定バンタ展望台 : 絶景を眺める展望台。
旧仲里間切蔵元跡石牆の詳細
カテゴリ | 名所・史跡 |
住所 | 沖縄県島尻郡久米島町真謝122(Google Mapを見る) |
アクセス | 兼城港から車で20分 - 久米島空港から車で25分 |
営業時間 | |
休業日 | |
料金 | 無料 |
その他 | 時代: 不詳 管理者: 久米島教育委員会 |
現地スタッフのおすすめコメント
石垣は隙間なく珊瑚石灰岩で積まれていて、石垣の四隅を丸く加工されているのが、琉球文化を感じさせてくれますよ。アーチ型の通用門も美しい形です。塀の中で、ゲートボールをされていたり、子どもたちが遊んでいたり、心が和みます。
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