出典:4travel
人頭税廃止百年記念の碑の概要
「人頭税」とは、八重山特有の歴史が背景にあります。江戸時代、八重山は直接的には、江戸幕府の支配下にありませんでした。琉球王朝が八重山諸島を管轄していたのです。
そのため、幕府や薩摩藩に厳しい税を課せられていた琉球王朝が自分たちが少しでも楽できるようにと、独自に定めた人頭税というものを八重山の人々に課していたのです。
人頭税とは、男、女、子ども、高齢者にかかわらず、一定の身長に達すれば重い税を琉球王朝に収めるというものでした。男たちは米、女たちは、布や帯など差し出さなければならず、当時とても苦労して作っていたと言われています。
こうしたこともあり、子どもが成長することを恐れていた人々も多くいました。
そして江戸幕府が崩壊してもなお、人頭税は残り続け、八重山の人々を苦しめ続けました。そしてついに、八重山で廃止の運動が高まり、1903年(明治33年)にようやく廃止されました。
人頭税廃止百年記念の碑の楽しみ方
八重山博物館の敷地内にあるこの石碑は、その人頭税廃止100年を記念して建てられました。
人頭税廃止百年記念碑は竹富町(竹富島)、石垣市、与那国町、宮古島にそれぞれあります。それほど、人頭税廃止は八重山や宮古、与那国の人々には大きな喜びであったと言えるでしょう。
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人頭税廃止百年記念の碑の基本情報
名称 | 人頭税廃止百年記念の碑(じんとうぜいはいしひゃくねんきねんのひ) |
所在地 | 沖縄県石垣市登野城5 (MAPで見る) |
アクセス | 離島ターミナルから車で約5分 |
駐車場 | なし |
食事(周辺) | なし |
トイレ | なし |
現地スタッフのおすすめコメント
石垣島を訪れたのなら、八重山の人びとが苦しめられた悲惨な歴史を知るためにも碑を見に行ってみましょう。八重山博物館の傍に立つ通り過ぎてしまいそうな記念碑です。どうして廃止から100年を記念して碑がたったのかも理解できるように説明が記されていますよ。
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