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小浜島でマンタに出会おう!
日本で唯一の亜熱帯地域である沖縄には多くの離島があります。中でも八重山諸島には、緑豊かで沖縄の大自然を感じられる島々が点在しています。その中でも、八重山諸島のへそと言われており、周辺の離島への玄関口として有名なのが小浜島です。小浜島は、2001年にNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」で一気に注目を集め、ドラマの撮影スポットとしても有名になりました。
実は小浜島の海では、なかなか見ることができないマンタと出会うことができるのです。小浜島にある人気観光スポット、海人(うみんちゅ)公園には展望台の屋根が大きなマンタのデザインのスポットもあります。ここから見えるヨナラ水道はマンタの通り道となっており、「マンタウェイ」とも呼ばれているほどです。ぜひ、小浜島のマンタについて知ることで、充実した沖縄旅行を過ごしたいですね。
そもそもマンタとは?
以前、マンタはエイの一種、「オニイトマキエイ」とされていました。しかし、2009年に「ナンヨウマンタ」と呼ばれるもう一種が加わり、現在は2種類のマンタが存在します。沖縄で見ることができるのは「ナンヨウマンタ」であり、全長が2m以上もあるのんびりと泳ぐ生物です。そもそも、マンタ(manta)の語源は、スペイン語の「mantellum =広い布」とされており、1枚2枚と数えるマンタの様子が顕著に表されているのがわかります。
マンタに似た生物にエイがいますが、エイは海底でじっといしてるので泳ぐ姿を見ることができないでしょう。それに対して、マンタは回遊性のため優雅に泳ぎ回っているのを見て取ることができ、小浜島の旅行客にも大変人気の生物となっています。
マンタに出会える時期・確率は?
*2020年の催行実績より(目安)
1.2月 | 3.4月 | 5.6月 | 7.8.9月 | 10.11月 | 12月 | |
マンタ遭遇率 | 25% | 60% | 70% | 85% | 70% | 20% |
マンタに出会うことができるには2つのポイントがあります。
1.マンタポイントに行けるかどうか(出航率)
2.マンタポイントにて遭遇できるか(遭遇率)* 上記表
マンタは確率に上下はしますが通年会うことができます。マンタポイントは潮の流れが速いため、梅雨明け後の「カーチバイ」や冬場などは潮の流れによってポイントまで行くことができないこともあります。
マンタは八重山諸島のような温暖な海域に生息しています。そのため、季節を選ばなくてもいつでも目撃をすることができるので、ご自身の休みに合わせて旅行計画を立てるのが良いでしょう。
とりわけマンタを目撃することができるのが7月~9月にかけてのシーズン。特に9月はマンタシーズンです。南国気分を味わえる夏の季節は、多くの旅行客に人気で、夏の日差しを浴びているとつい海の中に潜りたくなりますね。
小浜島への行き方
小浜島は八重山諸島の中心に位置していますが、小さい島であるためフェリーでしか訪れることができません。石垣島から定期的にフェリーが出ているので、気軽に行くことができて便利です。八重山観光フェリーと安栄観光の2つのフェリーが運行しており、どちらも25分ほどで到着できるでしょう。石垣島だけでも十分に大自然を楽しめますが、さらにディープな沖縄を味わいたいという方が小浜島へと足を運んでいます。是非、訪れてみたいですね。
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小浜島周辺でマンタに出会えるスポット
マンタスポット | マンタスポットの概要 |
マンタスクランブル | 八重山エリアで最も人気の高いマンタポイント |
ヨナラ水道 | 小浜島の西側と西表島の東側を通るマンタポイント。マンタシュノーケルをしながら西表島を眺められます |
仲本海岸沖 | 小浜島の南側に位置し、黒島との間を通るマンタポイント |
鹿ノ川 | 西表島の南側のマンタポイント。ブラックマンタがみられることでも有名 |
小浜島周辺の海ではマンタポイントがいくつかあります。今回はその中でも小浜島から行ける人気のマンタポイントをご紹介!
マンタスクランブル
マンタスクランブルは石垣島の北西部に位置するダイビングスポットです。「川平石崎マンタスクランブル」と呼ばれており、スクランブルという名前からもマンタが行き交う様子を想像することができます。ここの海域は、比較的穏やかな海流の中でダイビングをすることができるので、初心者でも安全にマンタと泳ぐことができる場所です。
水深も10〜20mほどあるので、マンタの他にも海の世界を楽しむことができること間違いなし。時間帯によって海流が速くなることがあるので、個人で行くのはおすすめしません。
ヨナラ水道
小浜島にある海人(うみんちゅ)公園のマンタが、眺めている海の方向に広がっているのは、ヨナラ水道です。ヨナラ水道は、穏やかな海流が流れており、マンタが現れる条件にぴったりの海域です。潮の流れを利用して水深20m以上深くまで進むこともあるので、初心者には難しいと言われています。しかし、ここの海底にはサラサラな白浜が埋め尽くされており、マンタと一緒に美しい海底を楽しむこともできるので、ぜひ経験者は訪れてみたいスポットといえるでしょう。
⇒ヨナラ水路の詳細はこちら
仲本海岸沖(黒島)
小浜島から南側に位置するハートマークの形をした島が黒島です。ここは牛の方が人よりも多い、大自然が残された島として知られており、透き通った海はここでしか見れないでしょう。黒島には仲本海岸がありますが、この沖へとボートで行けば、マンタと一緒に泳ぐことができるダイビングスポットがあります。海底にはサンゴ礁などが点々と分布しているので、美しい海底世界を見ながらマンタと一緒に泳げるのが特徴です。また、黒島のビーチはあまり人が訪れていないので、プライベートビーチ感覚で海を楽しむことができるのが嬉しいですね。
⇒仲本海岸の詳細はこちら
鹿ノ川(西表島)
西表島の鹿ノ川は、沖縄のマンタスポットの中でも特別な場所です。ここでは、普通のマンタの他に全身が黒いブラックマンタと遭遇することができます。海の中には、数匹のマンタが泳いでいることもあり、そのうち1匹がブラックマンタなので、他のマンタと見比べることもできるのが楽しいですね。
小浜島周辺でマンタと出会えるツアー
ここでは小浜島発着で楽しめるマンタツアーを2つご紹介
マンタ&熱帯魚シュノーケル(幻の島上陸)-半日コース-
4時間という短い時間のツアーです。幻の島へ上陸後、カラフルなサンゴを楽しめるスポットとマンタと泳げるスポットでのシュノーケリングを楽しめます。幻の島は、石垣島と小浜島の間に位置する、満潮時には海の中へと姿を消してしまう無人島です。木々などもなく、周りを見渡せば海しかない場所なので、SNS映えし、貴重な思い出をつくることができるでしょう。カラフルなサンゴを眺めたり、さらにマンタと共に泳いで、シュノーケリングをすれば、日常を忘れて海の自然を満喫することができますね。初心者でも、インストラクターがサポートしてくれるので、安心してマンタと一緒に楽しむことができるでしょう。
マンタ&幻の島上陸&シュノーケリングツアー-1日コース-
上の半日ツアーでは物足りない!という方にお勧めなのがこちらのプラン。午前中は半日コースと同じですが、ランチがつき、午後に、再度、小浜島周辺の海でシュノーケリングを楽しむことができます。勿論、石垣島からの日帰りでの参加も可能です。
マンタを見に行く際の注意点
流れが速いところが多い
マンタは、基本的に海流の流れが速いスポットに生息しています。その中でも、先ほど紹介したマンタと出会えるスポットは流れが穏やかな場所なのです。しかし、時間帯によっては海流が速くなることもあるので、海況をしっかりと把握できるガイドに任せた方が安心できるでしょう。
水深が深い
マンタは水深5~10mほどの浅い場所で泳ぐと言われています。しかし、マンタを見ることができるスポットは水深が深い場所が多いのも事実です。水深が深い場所では、普段の海では味わえない綺麗な景色を眺めることができる反面、思いもよらない危険を伴う場合もあるので、注意しながらマンタと一緒に泳ぎたいですね。
マンタを見に行く際の服装
小浜島は日本でも南に位置しており、1年中温暖な気温なのが特徴です。そのため、年間通して海に入ることができますが、11〜3月は水温が寒いことがあり、ウェットスーツが必要です。それ以外の時期は水着でも入ることができるので、ぜひ小浜島へと訪れる際は水着を1枚持っておくことをおすすめします。一度小浜島の海を見てしまったら、海に入りたくなるものです。
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おわりに
海が綺麗な小浜島へと訪れた際は、マンタを一目見たいですよね。ひらひらと海の中を泳ぐマンタは、ここでしか見れないので、特別な南国のリゾート地の思い出になること間違いなしです。しかし、マンタの泳ぐ海域は初心者では危険な場所もあるので、ツアーに参加することをおすすめします。インストラクターがしっかりと安全を配慮するので、綺麗な海とマンタとの時間を過ごすことに集中して、楽しいひと時を味わえることでしょう。
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