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【石垣島】石垣島の亜熱帯植物をご紹介!

石垣島の植物について

沖縄県の八重山諸島のひとつである石垣島は、亜熱帯に分類される南国リゾートとして大人気のスポットです。美しい海があることで有名な石垣島ですが、その一方で、起伏に富んだ島内に手つかずの大自然が残されていることも大きな魅力です。

雄大な山々のある石垣島は、本州では見られないような珍しい動植物の宝庫なのです。世界各国からダイバーたちが訪れる石垣島ですが、実は植物がお好きなにも大変おすすめのスポットです。

ここでは、石垣島に自生する亜熱帯の植物をご紹介致します。

 

石垣島とは?

赤瓦の家屋とガジュマル

石垣島は、森林が占める面積が大きいことが特徴の1つであり、総面積のうち約3割は国立公園に指定されています。さらに、ラムサール条約で保護されている湿地では、マングローブ植物と様々な生き物達に出会えます。沖縄本島よりさらに南西に位置する石垣島は、湿地に生える植物には適した環境なのです。

 

石垣島は日本で数少ない亜熱帯原生林のある島

亜熱帯動植物を楽しめる石垣島の木々

日本では、手つかずで残されている原生林は少なくなっています。現在日本に残っている原生林は、八重山諸島の西表島にある浦内川周辺や鹿児島県奄美大島の金作原原生林などになりますが、開発が進むにつれて減っています。

世界規模でみても原生林は減ってきていて、森林のうちの80%にはなんらかの手が入っていると言われています。八重山諸島の原生林は、国立公園の指定を受けて保護されているため、人の手が加えられてない自然が残される数少ない島となっています。

 

亜熱帯植物と一緒に見られる動物

ヤエヤマヤシ ヒカゲヘゴ
ガジュマル サキシマスオウノキ
アダン マングローブ
バナナ パパイヤ

 

亜熱帯植物と一緒に見られる動物

ヤシガニ カンムリワシ
ヤエヤマオオコウモリ リュウキュウコノハヅク
セマルハコガメ オオゴマダラ

 

亜熱帯植物を楽しめる石垣島のオプショナルツアー

オプショナルツアー 魅力
ジャングルナイトツアー 亜熱帯原生林を散策しながら満天の星空や夜行性の動物を楽しめます
宮良川クルーズ カヤックやSUPで宮良川の奥にある秘境の洞窟を楽しめます
吹通川クルーズ クルーズ&トレッキングで吹通川奥にある滝を目指して進みます

 

石垣島で出会える亜熱帯植物

石垣島には本土では見られない亜熱帯地域ならではの巨大で色鮮やかな植物を楽しむことができます。ここでは石垣島を観光している際に出会える亜熱帯植物をご紹介!

 

ヤエヤマヤシ

絶滅危惧種に指定された植物であるヤエヤマヤシ

ヤエヤマヤシとは、沖縄県の石垣島と西表島に分布するヤシ科の固有種の植物です。大きいものは、高さが25mほどになり、幹が紫色っぽいのが特徴です。葉は、100対近くの小葉からなり、葉長は5mと大きいです。

ヤエヤマヤシは、春から初夏にかけて黄色の花を咲かせます。この植物は、環境庁のレッドブックに載っており、稀少絶滅危惧種に指定されています。

 

ヒカゲヘゴ

亜熱帯植物の代表格であるヒカゲヘゴ

ヒカゲヘゴは、日本では奄美大島から南側に生息するヘゴ科のシダ植物です。八重山諸島では、森林部に多く生息しています。特徴は、高さが平均5mから6mほどで最大15mほどと大型である点です。葉だけでも2mはあり、幹にある楕円の模様が蛇のように見えるのも特徴のひとつです。

ヘゴ科の植物は比較的新しく、約1憶年前に出現したと考えられています。ヒカゲヘゴは、その大きさから、古生代に栄えた大型種の生き残りとも言われています。

 

ガジュマル

根が巨大なガジュマル

亜熱帯や熱帯の地域に多く生息するガジュマルは、日本では屋久島や種子島より南側の地方に分布し、小笠原諸島では栽培がされています。

この植物はクワ科のイチジク属の常葉樹木で、樹高は20mほどです。多数に分岐した幹から褐色の気根を地面に向けて垂らすのが大きな特徴です。この気根は、大きく成長してアスファルトやコンクリートを突き破ることもあるようです。「ガジュマル」という名前の由来は「絡まる」がなまったものとする説があり、その力強いイメージから「絞め殺しの木」の異名を持ちます。

 

サキシマスオウノキ

サキシマスオウノキ

熱帯域に多く自生するサキシマスオウノキは、日本は奄美大島、沖縄本島、石垣島、西表島に分布する植物です。石垣島と西表島のサキシマスオウノキは、天然記念物に指定されています。

常緑性高木で5mから15mほどになり、葉の長さは10㎝から20㎝で長楕円状の卵型をしているのが特徴です。基部は円脚となっており、葉質は硬く、表は緑色でつやがあり無毛で、裏面は、銀色や多少色づく円形の毛が生えています。西表島のピナイサーラの滝へ向かう際に見ることができます。

 

アダン

石垣島のアダン実と空

アダンは、日本ではトカラ列島より南の沿岸周辺に生息するタコノキ科タコノキ属の常緑小高木です。木の高さは2mから6mほどになり、成長とともに太い枝が横に伸び、そこから気根を垂らして根を張ります。この気根が木を安定させて風による転倒を防いでいます。葉は幅3㎝から5㎝、長さが1mから1.5mほどに達する細長い披針形となっています。基部は、やや広がっていて茎を包むような形状で、葉は皮質で硬く厚くなっています。果実は、直径15㎝から20㎝でパイナップルに似た外見の実をつけます。

石垣島のジャングルナイトツアーでは、アダンの実の近くにヤシガニがいることが多くあります。

関連コラムはこちら↓
【石垣島】ナイトツアーで見られるヤシガニとは?

 

マングローブ

マングローブの木々

マングローブ植物は、熱帯から亜熱帯地方の海水の浸る土地にしか生息ができません。波当たりの強い場所では見られず、内湾や海岸などで発見することができます。泥が溜まりやすく、乾いている遠浅に多いのが生息場所の特徴です。

マングローブの周辺には、多くの生き物が生息しています。例えばスナドリネコのような動物やミナミコメツキガニ、アシハラガニ、イハガニのような甲殻類、キバウミニナ、ヒルギシジミのような貝類、ミナミトビハゼなどの魚類が多く生息しています。

現在、世界中でマングローブの生態系が破壊されていることが問題となっており、沖縄では那覇辺りで植樹が行われています。

関連コラムはこちら↓
【石垣島】日本有数のマングローブを楽しもう!

 

バナナ

バナナの木

バナナの原産地は東南アジアですが、日本では沖縄県や鹿児島県、岡山県で栽培されています。高さ数mにもなるバナナの木ですが、実際は木ではなく「草本(そうほん)」と呼ばれる草の一種です。高く伸びた茎の部分は偽茎と呼ばれ、実際は葉鞘が幾重にも重なっていてタマネギの球根を引き伸ばしたようなものとなっています。茎は、地下にあって短く横に這っていて茎のような先端は、長楕円形の葉が大きく伸びています。

 

パパイヤ

パパイヤの木

パパイヤは、メキシコ南部から西インド諸島を原産としていて日本では、沖縄県で民家の庭などに自生しています。パパイヤは、パパイヤ科パパイヤ属の常緑小高木で、まっすぐに伸びた茎の先に長い葉柄を持つ大きな葉が集中していて葉質は薄くて柔らかいです。

花は先端に近く、葉の下側に出ています。花は黄緑色で目立っては見えません。樹高は10m以上に達しますが栽培しやすい矮性種も開発されています。耐寒性に乏しく、生育適温は25℃から30℃で、最低温度は15℃で10℃以下になると生育が停止します。

 

亜熱帯植物と一緒に見られる動物

石垣島ならではの亜熱帯動物はサイズも色も本土とは段違いです。ここでは石垣島で人気の亜熱帯動物をご紹介!

 

ヤシガニ

石垣島のヤシガニ

ヤシガニは、エビ目・ヤドカリ下目・オカヤドカリ科に分類されている甲殻類です。日本では、沖縄本島、宮古島、八重山諸島に生息しています。カニに似ていますが、ヤドカリの仲間で、雄は雌より大きく体長は40㎝を超え、足を広げると1m以上になり重さは4㎏以上に成長します。

ヤシガニは「ヤシの木にのぼりヤシの実を落として食べるカニ」としてイメージできますが、実際は、ヤシガニは口に入るものであれば腐敗した死肉でも食べる雑食の生物です。必ずしもヤシの実が主食となっているわけではないのです。

 

カンムリワシ

カンムリワシ

出典:おもしろ生物図鑑

カンムリワシは、鳥鋼タカ目・タカ科・カンムリワシ属に分類される鳥類です。日本では八重山諸島(石垣島、西表島、与那国島)に生息が確認されています。

カンムリワシは全長が55㎝あり、全身の羽毛は褐色で翼や腹には白い斑点が入っています。後頭部に白い羽毛が混じる冠羽が生えていることが日本名の由来となっています。生息地は、湿地、水田、マングローブ林等になっています。

 

ヤエヤマオオコウモリ

ヤエヤマオオコウモリ

正式名称は「クビワオオコウモリ」で、哺乳鋼コウモリ目・オオコウモリ科・オオコウモリ属に分類されるコウモリです。日本では、ヤエヤマオオコウモリという名前が使われていてクビワオオコウモリの亜種となっています。八重山諸島で住んでいる固有亜種のため、このような名前が付けられました。

ヤエヤマオオコウモリは常緑広葉樹林に生息し、夜行性で昼間は単独もしくは群れで木にぶら下がって休んでいます。主に果実を食べていますが、植物の葉、花なども食べます。石垣島のジャングルナイトツアーではよく見ることができます。

 

リュウキュウコノハヅク

リュウキュウコノハヅク

出典:Take-Ma探索日記

リュウキュウコノハズクは、フクロウ目・フクロウ科・コノハズク属に分類される鳥類です。日本では、奄美大島より南で生息が確認されています。全長22㎝で、全身には黒褐色の虫食い状の斑紋が入っています。

上面は灰褐色の羽毛で覆われ、下面は淡い赤褐色の羽毛で覆われ、把捉手短い縦縞が入っています。頭部や胸部は赤褐色みを帯び、光彩は黄色で趾は羽毛で覆われていません。生息地は、平地から山地にかけての森林です。

 

セマルハコガメ

石垣島で見られるセマルハコガメ

セマルハコガメは、爬虫綱カメ目イシガメ科ハコガメ属に分類されるカメです。八重山諸島に生息しているセマルハコガメはヤエヤマセマルハコガメとよばれています。この種は、固有亜種で八重山諸島の石垣島と西表島に生息しています。

最大甲長は19.5㎝で背甲はドーム状に盛り上がっており、中央部からやや後ろで最も甲高が高くその後ろで最も幅広くなっています。背甲の色は赤紫色を帯びた暗褐色や黒褐色になっています。頭部は、やや大きく上顎の先端は尖っています。ヤエヤマセマルハコガメは、背甲が扁平で細長く、第1椎甲の横幅が小さいことが特徴になっています。

 

オオゴマダラ

由布島で見られるオオゴマダラ

オオゴマダラは、チョウ目・タテハチョウ科マダラチョウ亜科に分類されるチョウです。日本では喜界島、与論島より南の南西諸島に生息しています。

前翅長7㎝前後で開長は13㎝になり、日本のチョウとしては最大級となります。翅は白地に黒い放射状の筋と斑点があることが特徴です。羽の模様が新聞紙の舞っているようにも見えるため「新聞蝶」ともよばれています。

このチョウは、沖縄県の宮古島市や石垣市の市のチョウに指定されています。西表島から行ける由布島は島全体が亜熱帯植物園なので、オオゴマダラを沢山見ることができます。

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【石垣島】日帰りで由布島を観光!行き方~楽しみ方までご紹介

 

亜熱帯植物を楽しめる石垣島のオプショナルツアー

亜熱帯動植物を楽しむならやっぱりオプショナルツアーがおすすめ。ここでは石垣島でアクティビティを楽しみながら亜熱帯動植物を観察できるオプショナルツアーをご紹介!

 

ジャングルナイトツアー

ジャングルナイトツアーで出会う巨大な植物

亜熱帯ジャングルナイトツアーでは、真夜中の石垣島のジャングルを散策することができます。真夜中のジャングルは、動物の鳴き声や足音など音にあふれています。石垣島のジャングルには、ヤシガニなどの絶滅危惧種の生物も生息しているため、ツアーに参加すれば貴重な体験ができること間違いありません。

天気が良ければ夜空には満天の星々が広がり、大自然を満喫できることでしょう。ツアーに参加して夜のジャングルの神秘を体験してみてください。

 

宮良川マングローブクルーズ

宮良川マングローブツアーで洞窟へ向かう

宮良川マングローブクルーズツアーは、SUPやカヤックに乗り宮良川をクルーズします。1.5時間ほどの所要時間で、さらに宮良川は風の影響を受けにくいため、初心者の方でも安心して参加することができます。

このクルーズでは、川を泳いでいる魚を見たりマングローブ林を見たりと石垣島のゆっくりとした時間の流れの中で、大自然を満喫することができます。マングローブ林に生息する動物などにも出会えて、自然を楽しみたい方には特におすすめです。

宮良川の詳細はこちら

 

吹通川クルーズ

吹通川をトレッキング

吹通川クルーズツアーでは、SUPで川を移動した後、上流に到着してからはトレッキングを行います。トレッキングの目的地は、”縁結びの滝”と呼ばれる「屋比久の滝」です。

このコースでは、マングローブ林や西表石垣国立公園に指定されている石垣島の自然を満喫することができます。トレッキングでは、ツアーガイドから動植物の説明などを聞きながら楽しく滝を目指しましょう。「縁結びの滝」では滝浴びをしたり、ヨガや瞑想をしたりと思い思いの時間を過ごし、疲れた体をリフレッシュできます。約半日間のコースになっていますが、自然に触れ合える絶好の機会です。是非参加して石垣島の自然を満喫してください。

吹通川の詳細はこちら

 

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おわり

石垣島は、天然記念物の宝庫です。そんな天然記念物や絶滅危惧種の植物や動物に出会えるのは貴重な体験となることでしょう。ここでしか体験できない思い出をたくさん作りたいですね。

石垣島を訪れた際には、ジャングルに関するツアーなどに参加して、石垣島の魅力をより多く知るのも良いですね。図鑑でしか見たことのない植物や動物に出会えること間違いなしです。

 

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