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沖縄県竹富町が西表島エコツーリズム推進全体構想で未来を守る取り組み
沖縄県竹富町は、世界自然遺産にも登録されている西表島の豊かな自然環境を次世代へ継承するため、積極的な取り組みを進めています。
その中心となるのが、『西表島エコツーリズム推進全体構想』です。
この構想は、西表島の貴重な自然を守りながら、持続可能な観光を実現するための包括的な計画です。
西表島の特定のフィールドにおける申請手続きの仕方について詳しく解説します。
これから紹介する手順を参考にして、スムーズに申請を進めていきましょう。
西表島の立入制限とは?
西表島の特定地域への立ち入り制限は、主に以下の理由によります。
-
貴重な自然環境の保護: 西表島はイリオモテヤマネコをはじめとする希少な動植物の宝庫。
無秩序な立ち入りによる自然破壊や生態系への悪影響を防ぐため、制限されています。 -
安全確保: 険しい地形や毒蛇の生息など、危険な場所も含まれます。
ガイド同行や講習受講を義務付けることで、安全な利用を促進しています。 -
持続可能な観光: 観光客の集中による環境負荷を軽減し、将来にわたって自然環境を保全しながら観光利用できるようにするため、
人数制限などを設けています。
西表島貴重な自然を守り、安全に利用してもらうために、立ち入り制限をしています。
西表島のヒナイ川、西田川、古見岳、浦内川源流域、テドウ山は立入制限区域に指定されています。
立ち入りには竹富町長の事前承認と人数制限があり、原則として認定ガイドの同行が必要です。
ただし、古見岳、浦内川源流域、テドウ山は利用者全員が町主催の講習を受講すればガイド同行の代わりにできます。
申請手続きの手順
❶フィールドの説明
フィールドには、ヒナイ川、ピナイサーラの滝、西田川、サンガラの滝、古見岳、浦内川源流域、テドウ山などがあります。
フィールド名 | 立ち入りの 上限人数 |
立ち入りのための条件 | |
---|---|---|---|
ヒナイ川 (ピナイサーラの滝) |
200人/日 | 合計300人/日 |
登録引率ガイドが利用者に同行すること |
西田川 (サンガラの滝) |
100人/日 | 登録引率ガイドが利用者に同行すること | |
古見岳 | 30人/日 |
登録引率ガイドが利用者に同行すること、 または利用者全員が町が主催する講習等を受講すること |
|
浦内川源流域 (横断道、マヤグスクの滝) |
50人/日 |
登録引率ガイドが利用者に同行すること | |
テドウ山 | 30人/日 |
登録引率ガイドが利用者に同行すること、 または利用者全員が町が主催する講習等を受講すること |
❷仮申請の提出
このブログだけで説明するのは難しいので申請を行う竹富町が運営している
「西表島エコツーリズム」のサイトの
「立入制限フィールドにおける申請手続きについて」のキャプチャーを使って説明していきます
サイトを開いてもらいページ下部の「行き先」を選び、
次に、「登録引率ガイドの同行」か「利用者全員の講習受講」のいずれかを選択し、
仮申請ボタンを押してください。
ページが次に、
「空き状況で立ち入りたい日付を選び」→「立ち入り仮申請」になります。
書き込む内容はそれほど難しくはありませんが、一応サンプルを張っておきます。
クリックで拡大できます
❸申請状況の確認
仮申請の時に発行された「仮申請番号」を使用して、申請状況を確認します。
申請が承認されると、正式な申請手続きを進めることができます。
❹正式な申請手続き
仮申請が承認されたら、正式な申請手続きを行います。
申請には、事務手数料の納付が必要です。また、申請手続きにはある程度の時間がかかるため、余裕を持って事前に申し込むことをお勧めします。
❺承認の受け取り
申請が承認されると、立ち入りの許可が下ります。
許可を受けたら、指定されたフィールドに立ち入ることができます。
申請手続き(全体フロー図)
立入申請の手続き・手数料は、立入方法と申請方法によって異なります。
「全体フロー図」で確認し、適切な方法を選択してください。
「仮申請」は1週間以内に本申請を完了しないと自動キャンセルされます。
注意事項
- 立ち入りの際には、認定を受けたガイドの同行が必要です。
(古見岳、浦内川源流域、テドウ山では、町が主催する講習を受講することで立ち入ることも可能です)。 - 当日の立ち入り人数が上限を超える場合、承認を受けることができません。
- 申請手続きには事務手数料が必要です。
申請手続きは少し手間がかかるかもしれませんが、事前にしっかりと準備をしておくことでスムーズに進めることができます。
ぜひ、このガイドを参考にして、特定のフィールドへの立ち入りを楽しんでください!
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