ハイキングとは?
一般に、ハイキングとは健康増進や景観を楽しむために自然豊かな場所を軽装で歩くことを指します。コースの途中で山や丘を越えることもあるため、登山似ている部分もあります。しかし、登山は一般に標高500m以上の山の山頂をゴールに設定するのに対し、ハイキングは比較的高低差の少ないコースで行い、山頂を目指すことにこだわらない点に違いがあります。旅先や自然豊かな場所で行うウォーキングといったイメージです。また、ハイキングや登山に似た言葉として”トレッキング”というものがあります。トレッキングは、標高500m以上の山で山頂を目指すことにこだわらず、山を縦断することを指します。自然を愛でながら数時間歩くハイキングは、トレッキングをより手軽にしたようなアクティビティとも言えます。自然と触れ合うことを目的とするハイキングは、お子様と一緒に楽しむのもおすすめです。植物図鑑や昆虫図鑑を片手に、楽しく学びながらゆっくりと歩くのはお子様にとっても素晴らしい思い出になることでしょう。
宮古島でのハイキング
宮古島は、サンゴ礁が発達して形成された琉球石灰岩の地盤が隆起してできた島です。宮古島には高低差がほとんどなく、最も標高の高い場所で海抜114.8mです。このような平坦な宮古島は、市街地以外には高い建物がなく、普段都会にお住まいの方は空の広さに驚くことでしょう。サトウキビ畑がどこまでも広がるのどかな景色を眺めていると、心が洗われるような感覚になりますよ♪
宮古島でおすすめのハイキングコース
・前浜農村公園~来間大橋~竜宮城展望台
前浜農村公園の駐車場に車を停め、来間大橋を歩いて渡るコースです。来間島の竜宮城展望台で絶景を楽しんだ後は来た道を戻り、合計約6kmのハイキングとなります。来間大橋は、1995年に開通した全長1,690mの橋です。この橋からは、青く輝く海や、”東洋一の美しさ”とも称される宮古島の与那覇前浜ビーチを一望することができます。ドライブコースとしても人気の来間大橋ですが、潮風にあたりながらゆったりと景色を眺めて歩くのも大変おすすめです。来間大橋を渡った先の来間島は宮古島よりさらにのどかな雰囲気で、離島らしい町並みの中におしゃれなカフェやレストラン、雑貨屋さんなどがあります。竜宮城展望台で絶景を楽しんだ後はカフェで一休みをするのも良いですね♪
・宮古島市亜熱帯植物園
宮古島市亜熱帯植物園は、宮古空港や市街地から車で10分ほどの場所にある広大な植物園です。園内には1600種類もの植物が植えられており、その規模は沖縄県下最大です。県内に原生する植物の他、ハワイや台湾、東南アジアの各国から集められた植物が栽培されています。園内にはウォーキングコースが整備されており、「ドラゴンコース(約4km)」「ラブリーコース(約1km)」「ひょうたん池コース(約3km)」「ミュージアムコース(約1km)」とそれぞれにユニークな名前が付けられています。個人の体力に合わせてコースを選び、南国らしい木々や花々に癒されてください♪
・東平安名崎(ひがしへんなざき)
宮古島の南東に長く突き出した岬の先端にある灯台を目指して歩くコースです。岬の”付け根”の駐車場に車を停めると、往復約5kmのコースとなります。東平安名崎は遊歩道が整備されており、至る所にベンチや東屋が配置されているので、休憩しながら歩くのに最適です。東平安名崎では、アダンやハマウド、テッポウユリなどの普段はあまり見かけないような植物が見られるのも魅力のひとつです。4~5月にはテッポウユリは一斉に開花し、白い繊細なテッポウユリと灯台、エメラルドグリーンの海と広い空の絶景を楽しむことができますよ♪