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ウミガメツアーとは?
文字通り海に生息する亀で、世界中の寒帯以外の海に7種類のウミガメが生息しています。亀の中では大型で、最小の種類でも甲羅の長さが60~70cm、最大の種類では130~160cmになるものもいます。ほとんどの種類が沿岸部に生息し、海藻や魚類、甲殻類などを食べて生活しています。爬虫類であるウミガメは肺呼吸のため、定期的に海面から顔を出して息継ぎを行います。そのため、シュノーケリングやダイビングをしていると、海面付近に上がってきたウミガメを間近で観察できることがしばしばあります。
前足で一生懸命に水を掻きながら泳ぐ姿や大きな目が愛らしく、世界中のダイバーやシュノーケラーから愛される生き物なのです。ハワイ語で”ホヌ”と呼ばるウミガメは「海の守り神」として古くから大切にされ、ハワイアンジュエリーの代表的なモチーフになっていることをご存じの方も多いでしょう。
ウミガメは一生を水の中で過ごすため、産卵時と孵化した直後しか陸上に上がることはありません。産卵の際は砂浜に穴を掘り、一度に100個ほどの卵を産み落とします。2カ月ほどで孵化した子ウミガメたちは海を目指しますが、鳥などの外敵に襲われ、そのうちの多くは命を落としてしまうのです。現在では、環境の悪化や乱獲などによって数を減らし、「ヒラタウミガメ」以外のすべての種が絶滅危惧種に指定されています。
石垣島のウミガメの種類
石垣島では、「アオウミガメ」「アカウミガメ」「タイマイ」の三種類の産卵が確認されています。
アオウミガメ
ダイビングやシュノーケリング中に最も出くわすことが多いのがアオウミガメで、甲羅の長さは70~100cmで手足や頭、甲羅は緑がかった色をしています。甲羅の表面はつるつるとしていて、アカウミガメに比べて頭が丸く小さいのが特徴です。近年石垣島ではウミガメの保護活動が盛んに行われ、そのおかげかアオウミガメの生息数は増加しています。
アカウミガメ
石垣島では、アオウミガメの個体数が増加する一方、アカウミガメの数は減少傾向にあると言われています。そのため、アオウミガメに比べると遭遇する確率は低く、石垣島周辺で見られる3種類のうち最も珍しい種類です。アカウミガメは比較的沖を泳いでいることが多いため、そのことも遭遇確立を低くしている原因でしょう。アオウミガメより若干甲羅が平たく、頭が大きいのが特徴です。体色は全体的に赤みがかった褐色をしています。
タイマイ
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは、”絶滅寸前”に分類される大変貴重なウミガメです。甲羅の長さは70~90cmとアオウミガメより少し小さめです。甲羅のふちがギザギザとしており、また口の先がくちばしのようにとがっているのが特徴です。タイマイの甲羅はベッコウ細工の材料にされていたことや、食用として乱獲されたこと、生息環境の悪化などが原因で生息数が減ってしまいました。石垣島では、アオウミガメの次に遭遇しやすい種類です。
石垣島でウミガメに会えるツアーアクティビティ
シュノーケリング
シュノーケリングは、お子様からご高齢の方まで、ウミガメを見たい方誰にでもおすすめできるアクティビティです。足ひれやマスク、シュノーケルの3点セットがあればどこでも気軽に楽しめるのが最大のメリットで、小さなお子様や泳げない方でもライフジャケットを着たり浮き輪につかまって浮かんでいるだけでOK。石垣島にはウミガメの産卵場所となっているビーチがそこら中にありますので、ぜひ気軽に楽しんでみてください♪ツアーに参加すれば、現地に詳しいガイドが高確率で出会える場所へ連れて行ってくれるので、より確実にウミガメを見ることができますよ!
ダイビング
タンクやウェイトなどの機材を装着して行うダイビングは、一見難しそうに見えるかもしれませんが、ここ石垣島では多くのダイビング未経験の方が観光のついでに体験しています♪「体験ダイビング」であればライセンスがなくてもOK。陸上でのレクチャーの後、水中ではガイドが手を引っ張って案内してくれるので意外にも簡単に楽しめるのです。ダイビングであれば、海底の岩場で海藻を食べているウミガメを間近で観察したり、一緒に泳いだりすることもできますよ♪
大崎 | 石西礁湖 |
バラス島周辺 | 黒島 |
日本有数のウミガメ観察スポットとして知られる石垣島ですが、その中でも更におすすめのスポットがあります。一つ一つ紹介していきます。
大崎エリア
他の有名なスポットに比べて、非常に静な場所として知られています。海と空がくっつきそうなほどに広がるマリンブルーは誰しもが息を飲むことでしょう。屋良部半島のさらに南側、端っこに位置する海岸ですが、駐車場があるのでレンタカーなどを借りれば容易にたどり着くことができるでしょう。ツアーに参加して船でウミガメポイントまで行くのがおすすめです。
石西礁湖
日本を代表する広大なサンゴ礁地帯です。その大きさはなんと東西に20キロメートル、南北に15キロメートルにも及びます。とても一日では泳ぎ切れない範囲でしょう。
ただ大きいというだけでなく、400種を超えるサンゴが織りなす環境は種の多様性も生み出しています。ウミガメを目玉としたダイビングが産業の一翼を担っているスポットなので、期待ができそうです。
バラス島周辺
バラス島周辺の海で数々の熱帯魚が優雅に泳ぐその光景はまさに写真で見たことのある景色です。まるで絵の中にいるかのような感覚になるでしょう。見とれているいちにウミガメが横切って驚いてしまうというのは日常茶飯事です。
ウミガメももちろん良いですが、バラス島は特に夕陽がとても美しく映えますので、一見の価値はあります。
黒島
石垣島から少し離れた場所に位置する黒島。海だけでなく、陸地でも優雅に牧草地を牛が闊歩するなど、非日常を味わえる隠されたスポットです。
シュノーケリングもダイビングも盛んな地域ですが、その中でも特にダイビングがおすすめです。神秘の海中洞窟を楽しめるのは黒島だけです。
・マスク着用を心がける
・手洗いやアルコール消毒をこまめにする
・ツアー参加前の体調に気を付ける
などのご協力をお願いいたします。
また、ご旅行されるご本人様が新型コロナウイルス関連肺炎に罹患された場合、罹患が疑われる場合につきましては、当社までご相談ください。発熱等でツアーの取消しを希望される場合、取消手数料をいただかずにご旅行の取消しを承ります。
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