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与那国島エリア-久部良バリ-

与那国島の久部良バリ

出典:4travel

久部良バリの概要

「久部良バリ」は、全長約20m・幅約3m・深さ約7mもある琉球石灰岩の割れ目です。

与論島の人たちが人頭税で税を納めることができなくなってしまい、人を減らすために妊婦に、この岩の割れ目を飛び越えさせました。

成功しても流産の可能性があり、割れ目は3mから5mもあるので、多くの人は転落死したという、悲しい歴史のある場所です。

「人頭税」とは、八重山特有の歴史が背景にあります。江戸時代、八重山は直接的には、江戸幕府の支配下にありませんでした。

琉球王朝が八重山諸島を管轄していたのです。

そのため、幕府や薩摩藩に厳しい税を課せられていた琉球王朝が自分たちが少しでも楽できるようにと、独自に定めた人頭税というものを八重山の人々に課していたのです。

人頭税とは、男、女、子ども、高齢者にかかわらず、一定の身長に達すれば重い税を琉球王朝に収めるというものでした。

男たちは米、女たちは、布や帯など差し出さなければならず、当時とても苦労して作っていたと言われています。

こうしたこともあり、子どもを増やしたり、子どもが成長することを恐れていた人々も多くいました。

そして江戸幕府が崩壊してもなお、人頭税は残り続け、八重山の人々を苦しめ続けました。

そしてついに、八重山で廃止の運動が高まり、1903年(明治33年)にようやく廃止されました。

それまで、長い歴史の間、苦しめられてきた税制でした。

久部良バリの楽しみ方

与那国空港から車で約15分程度、久部良漁港から徒歩で20分。

与那国島の昔の歴史や風習を学べる場所の1つですが、悲しい気持ちになりますね。

近くには、日本で一番遅いの夕日が見える丘の碑もあり眺めはすばらしく、久部良漁港も見渡すことができます。

せっかく訪れた与那国島、悲しい歴史ですがぜひ知っていただきたいと思います。

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久部良バリの基本情報

名称 久部良バリ(くぶらばり)
所在地 沖縄県八重山郡与那国町与那国(MAPで見る
アクセス 久部良漁港から徒歩で20分
駐車場 あり
食事(周辺) なし
トイレ なし

現地スタッフのおすすめコメント

悲惨な歴史を知って悲しくなってしまいますね。人減らしのために、妊婦にこの岩の裂け目を飛び越えさせるなんて、惨い史実ですね。どれだけの裂け目か、是非、自分の目で確かめていただくのはどうでしょう。

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