【沖縄本島】手作り体験

手作り体験とは？

手作り体験とは、ガラス細工や陶芸、手芸、アクセサリー作りなどが楽しめるアクティビティです。手作り体験教室は日本全国の観光地などで開催されており、そのバリエーションは実に様々。例えば、観光牧場でのチーズやバター作り、羊毛を使用した人形作りなど、その土地の材料を使用したり、それぞれの土地の伝統工芸や文化を学ぶような教室が多いようです。

沖縄本島の伝統工芸・文化

紅型（びんがた）

紅型とは、沖縄の代表的な染色を施した布です。黄色や紫、赤色などの華やかな草花模様が特徴で、琉球舞踊の衣装などでも見られます。沖縄では、この紅型の色付けを体験できる教室が観光客の方に人気です。Tシャツやトートバック、コースターなどに塗り絵のような感覚で色を付け、手軽に紅型の技法を学ぶことができますよ♪

琉球ガラス

琉球ガラスは、古くからガラス製品の伝わっていた沖縄において、戦後の物資が乏しい時代に空き瓶を再利用して吹きガラス製品を作成したことが起源といわれています。沖縄の海を思わせるようなブルーやグリーン、夕焼けのようなオレンジやピンクなどの優しい色合いに、気泡の入った涼しげな製品が特長です。沖縄では泡盛を呑むためのロックグラスとして使用されることが多く、観光客の方にも人気を集めています。手作り体験では、ロックグラスやタンブラー、お皿などを作成できる教室が開催されています。

シーサー

シーサーは、沖縄の民家の屋根の上など様々な場所に置かれている獅子の置物です。石や陶器製が一般的で、魔除けの意味を持ちます。沖縄らしさ満点のシーサーはお土産として人気で、近年ではかわいらしい形をしたカラフルなものやガラス製のものまで数多く販売されています。手作り体験ではシーサーの手びねりや色付けなどを行うことができますので、自分らしいオリジナルシーサーを作成してみてはいかがでしょうか？

焼き物

沖縄の方言では「やちむん」と呼ばれ、厚みのある茶碗や皿に、手書きの大胆な絵付けが特徴です。青や緑、茶色の草花を思わせる柄が伝統ですが、近年では洋食料理にも合わせやすいモダン柄のものも登場し、各地から人気を集めています。手作り体験では、ろくろや手びねり、絵付けなど様々な教室が開催されています。

三線（さんしん）

三線は、今から600年以上前に琉球王国で誕生したと言われています。本格的なものは蛇の皮張りで、その名の通り三本の弦が張られています。沖縄舞踊や民謡には欠かせない楽器で、沖縄旅行に行けば必ず一度はその音色を耳にするでしょう。三線の素朴な音色は沖縄ののんびりとした雰囲気によくマッチし、何とも言えない懐かしいような気分にさせてくれますよ。沖縄では、なんとそんな三線を手作りできるアクティビティがあるんです！手作りはレベルが高すぎるけれど少し触ってみたい、という方は三線教室もありますので是非お気軽に参加してみてくださいね。

ちんすこう

ちんすこうは、中国から琉球王朝に伝わった焼き菓子が起源と言われています。クッキーのような見た目ですが、食感はきめが粗くざくざくとしているのが特徴です。材料は小麦粉と砂糖、ラードと意外にもシンプル。近年では、沖縄産の塩を使用したあまじょっぱい味のものや、紅芋味、パイナップル味など様々なフレーバーが販売されています。お土産としても人気を集めるちんすこうですが、沖縄では完成までの過程も楽しめる手作り体験教室が開催されています。好きな形に作れば、食べるのがもったいない特別なお土産になりますね。作り方を覚えれば、家に帰ってからも気軽に作れますよ♪

黒糖

サトウキビのしぼり汁を煮詰めて作る黒糖は、白砂糖に比べてミネラル分が多く含まれ、独特な風味が楽しめます。日本一のサトウキビ生産地として有名な沖縄では、地元で作られた黒糖が観光客の方に大人気。料理やお菓子作りに使えば味に深みが出て美味しくなりますし、そのまま食べても美味しいですよ♪沖縄では黒糖作りを体験できる教室も開催されています。サトウキビの栽培から黒糖作りのプロセスまで学べるような教室もありますので、ぜひお気軽に体験してみてくださいね。

手作り体験アクティビティの楽しみ方

沖縄で”アクティビティ”と言えば、美しい海や亜熱帯植物の生い茂る山、マングローブの生育する川などで開催されているものをイメージする方が多いでしょう。しかし、手作り体験にもたくさんの魅力が詰まっています。手作り体験で沖縄の伝統工芸や文化を学べば、より一層沖縄への理解が深まるでしょう。特に、雨の日や台風が接近しているとき、冬場で気温が低い日などは屋内で楽しめる手作り体験がおすすめです。中には小さなお子様でも楽しめるものもありますので、沖縄旅行の際にはぜひ参加してみてくださいね♪